皆様もお気をつけ下さい -
山形県民
2015/10/12(Mon) 11:06:55
山形県の中一いじめジサツの問題で、
皆さん、昨日の山形新聞読みました?報告書の内容が一部のっています。
虐めた中学1年生達はもちろん悪いですが、
それを注意しなかった上級生や対応を明らかに間違えた教員も悪質です。
しかし、自分が思うには、対応を最も間違えたのは、
部活動の顧問ですね。これはもう疑いようがないです。
被害者が所属していた運動部で、一年生は奇数だから2人一組のペアを組む際に
誰かが一人余るわけですが、被害者が毎回余っていたそうです。
そのとき顧問は「ペアを毎日かえるよう指示」しました。
その結果、毎回被害者は一年生達にたらい回しにされ、自尊心が大きく傷つきました。
まずこれが顧問の1つ目の罪です。
まともな判断ができる大人なら、ペア組は一年生たちに任せず、顧問が指示するべきでした。
それをしなかったのは運動部の技能スキル向上を重視し、一人ひとりの人間関係などを無視していたからだと報告書は述べています。
そして、顧問の最も悪質な罪は、別にあります。
部内での虐めの悪化を受け、顧問は1年生同士のミーティングをさせています。
このとき顧問は「思っていることは直接言おう」などと見当違いのことを述べ、
加害者たちに発言権を与え、一方で被害者にはアドバイスの形で自分を変えるよう指示し、ミーティングの最後に被害者は泣きながら「仲間はずれにしないで下さい、(性格を)明るくなりますから」と改善を約束させられた。 つまりこれは実質的に学級裁判のように機能し、顧問は喧嘩両成敗したつもりなのでしょうが、裁かれたのは被害者の方です。大勢の前でさらし者にされ、誰も守ってくれず、多数決の同調圧力に自尊心を折られ、その悲しみと悔しさから涙をこぼして、改善を約束「させられた」だけなんです。
事実、虐めは改善されるどころか翌日から更に悪化したとのことです。
長文であることに関しては大変申し訳ありません。
今日の山形新聞(2015、10月12日)にも報告書の内容の一部紹介がありました。
「被害者はなかなか方向転換できない性格を持っており、『学校は行かねばならないところ』『部活は続けるべきところ』というこだわり、信念を持っていたため、『内申書に響くかもしれない』という不安も合わさって、不登校や部活動の退部を選択できず、結果ジサツに繋がった」
とありましたが、それは被害者独自の信念というよりも、学校側の心理的圧力があったという話ですよね。
私は現場近くの中学校の運動部に所属していたためにわかるのですが、
部活動を一日でも休むと教員からの叱責や言外からの嫌味が必ずあり、そうした懲罰が怖くて休めませんでしたし、学校を一日でも休むと担任からの嫌味がありました。